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[工作と建築]プロジェクトをはじめました。
[工作 と 建築]とは、工作よりもちょっと複雑で、建築よりも身近な、工作と建築のあいだを探究し、誰もが使える材料や道具で、子どもから大人まで、「つくる」を身につけていくプロジェクトです。
この「工作」というキーワードは、とても大事にしている言葉です。小さな頃、暗くなるまで没頭したわくわくする感じ、「設計」や「施工」という建築としての考えてつくるプロセスをすべて含んだ原始的な意味を持っているから。誰にでも伝わる、実際に自分で使えるものをつくっていく、果ては建築まで、という想いを込めています。
これからInstagramで工作と建築のあいだの探求からうまれたプロダクトとそのつくり方をアーカイブしていきます。今後は、それらのつくり方を学ぶ場をつくる予定です。まずは手はじめに、自分の体重を支える最小限の構造「ふみ台」の研究から。ひとつのプロダクトについて、つくり方・材料・学びの3つに分けて紹介していきます。
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このプロジェクトは、パリで出会った建築家・森弘子さんとの、共同プロジェクトです。
森さんは現在パリ在住ですが、フィンランド在住時代に子どものための建築学校「Arkki」で経験した学びのプロセスや、避難所でダンボールを使って棚をつくる「tanaproject」などを実施。また、2019年からパリで幼稚園の子どもたちに向けたアトリエを開催しています。2019年からは、ともにサウナ小屋をつくっており、今年の夏も子どもたちと小屋をつくるワークショップを企画していました。
僕の仕事は、現場に行って打ち合わせをしてつくることがメインです。そんななか、パリと恵庭、遠く離れた同士をオンラインでつなぎながら、つくるプロセスを共有し、アーカイブすることへ挑戦します。
コロナ禍によって、実際にみんなで集まってものをつくる、ということのハードルはとても高くなりましたが、一体何ができるだろうと対話のなかから生まれた企画。森さんはものをつくるプロセスを分解し、プロジェクトに反映させていくこと、僕は道具や素材の使い方、現場ならではの知識を伝えるのが役割です。
対面できる日を待ちながら、まずはオンラインでできることをはじめていきたいと思っています。